Kyushu University Medical Library: Collection of Old Medical Books
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永田徳本
Nagata Tokuhon (ca.1512-ca.1630)


永田徳本著 ; 稲葉文禮, 和久田寅共校『徳本翁十九方』 2巻 、浪華、塩屋平助、文化1 年 (1804)
医学分館貴重図書コレクション:

1512年頃、三河国の生まれとされるが、生年、生国、また没年も諸説あり定かでない。駿河・甲斐・相模・武蔵など諸国を巡ったが、甲斐在住が長く、甲斐の徳本と呼ばれた。知足斎と号し、また乾堂、茅堂ともいわれる。鹿島(茨城県)の僧残夢に神仙吐納(呼吸のこと)、月湖道人や田代三喜に医術を学ぶ。「一服18文 (16文とも) 」と書いた薬袋を首にかけ牛にまたがって諸国を巡歴、貧しい人々に無料で薬を与えたり、将軍秀忠の大病を全快させたが賞賜を受け取ろうとしなかったなど、市井の人物像が伝えられる。薬草採取に山野を巡り植物学に精通し、甲州ブドウの栽培法改良にも貢献。曲直瀬道三と往来し李朱医学を修めたとされるが、経験的実証主義を貫き『傷寒論』医学の普及に勤めた。のちに漢方の基盤となる「古医方派」の先駆者存在とされる。著書に『梅花無尽蔵』、『徳本翁十九方』などがある。
















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