ヨーハン・パルフェィン |
|
医学分館貴重図書コレクション: QS/P 159/1733 |
ヨーハン・パルフェィンはベルギーの解剖学者で産科鉗子の発明者である。『外科用人体解剖学』の初版は１７１９年に刊行、本書は１７３３年のライデン刊。著者は外科医の出身で、東フランドルのガン外科学校において２０年以上も外科学と解剖学を講義しており、その教科書として著したものであろう。内容は７篇に分かれ、形体のみならず機能や病因にまで紹介している。日本では江戸時代に重んじられ、特に京都の小石元俊は同志や門人にも利用させ、ついにはその翻訳を完成させた。
|
パルフェィン『外科用人体解剖学』ライデン版 Johann Palfijn: Heelkonstige Ontleding van 's Menschen Lichaam. Leiden, 1733. |
 pl. 5 (90 x 140mm) |
 |
|