Wolfgang Michel: Hermann Buschof - Das genau untersuchte und auserfundene Podagra |
| Wolfgang Michel: Hermann Buschof - Das genau untersuchte und auserfundene Podagra, Vermittelst selbst sicher=eigenen Genaesung und erloesenden Huelff=Mittels. Haug Verlag, Heidelberg,1993 (148 pp.) （ヘルマン・ブショフ痛風に関する詳細な研究及びその確実な治療法と効き目のある薬剤について － ヨーロッパにおける灸に関する最初の著書) |
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西洋人として初めて東洋医学のお灸（Ｍｏｘａ）について体系的に論じたオランダ人ヘルマン・ブショフの生涯や業績を論じたもの。ポーランドで筆者が新たに見つけたその著書である、１６７７年版のドイツ語全文を紹介している。
[A] ヘルマン・ブショフの生涯と業績について
- 主な経歴 p. 3
- 「痛風」について 11
- 「もぐさ」について 14
- 西洋と東洋における「ヨモギ」、「もぐさ」などについて 23
- ブショフの著作に対する当初の反応 32
- ハインリヒ・オルデンブルク 37
- ヴィレム・テン・レイネ 40
- ヤーヌシュ・アブラハム・ゲヘマ 45
- ヴィリアム・テンペル 49
- トマス・サイデンハム 55
- ミヒャエル・ベルンハルト・ヴァレンティニ 60
- マティアス・ゴットフリート・プルマン 61
- エンゲルベルト・ケンペル 74
[B] テキスト
第１部 痛風について。 76 - 120- 第１章…痛風についての記述。
- 第２章…痛風による体内の腫瘍と、それが多くの場合目につかないこと。
- 第３章…急性及び、慢性痛風の原因について。
- 第４章…痛風を起こす蒸気の性質について。
- 第５章…痛みの起きている体内と痛風を起こす病原体の集積層について。
- 第６章…痛風は手足に起こる一般的な病気で、患部によって病名が付けられていること。又は、痛風の病原が生じる所について。
- 第７章…病原体はどのようにして、どのような経路で手足に入るのか。
- 第８章…発病箇所について。
- 第９章…痛風の特徴について。
- 第１０章…痛風に伴う偶然の症状について。
- 第１１章…痛風の際よく現われる表面の軟腫瘍について。
- 第１２章…麻痺について。
- 第１３章…瘤腫の結節について。
第２部 痛風の治療について。 121 - 148
- 第１章…痛風の治療一般について。
- 第２章…痛風はもぐさを焼き付けることで治療可能なこと。
- 第３章…この治療薬の用い方とその効用。
- 第４章…もぐさとは何か、またどこで手に入れられるか。
- 第５章…この効力のある治療薬はどう用いられるべきか。
- 第６章…焼き付けた後、その箇所をどう扱うか。
- 第７章…焼き付けの驚くべき効果について。
- 第８章…焼き付けが、痛風の治療に用いられているヨーロッパのどの薬よりもはるかに効果的であること。
- 第９章…なぜ、この焼き付けは耐えられるのか。
- 第１０章…焼き付けを成功させるため、患者に求められる姿勢について。
- 第１１章…香ばしい棒（線香）とその効用について。
- 第１２章…焼き付けを行なうべき箇所について。
- 第１３章…焼き付けを誤った際の損傷、危険性について。
- 第１４章…痛風の際、偶然にできた軟腫瘍と、その治療について。
- 第１５章…瘤腫及び石のように堅い腫瘍の治療について。
- 第１６章…痛風にもいろいろな種類があるのか、また、それぞれの間には本質的な違いがあるのか。
- 第１７章…通風を予防する有効な薬。
- 第１８章…歯痛と、歯の痛風の治療について。
付記：３件の注目すべき病例。
- [C] 文献 149
- [D] 索引 155
- 書評
