ヴォルフガング・ミヒェル

Engelbert Kaempfers merkwuerdiger Moxa-Spiegel - wiederholte Lektuere eines deutschen Reisewerks der Barockzeit


[エンゲルベルト・ケンペルの奇妙な「灸所鑑」 − バロック時代の旅行記の再検討]。『独仏文学研究』第33号、185 - 238頁、1983年8月。

 

17世紀の旅行家ケンペルは日本で入手した「灸所鑑」を出島通詞により説明してもらい、帰国後「廻国奇観」で紹介した。本論においては、西洋の病理学しか知らなかった医師ケンペルが東洋医学の概念をどういうふうに理解し、ヨーロッパの読者に紹介したかを追いながら異文化間交流における「概念」の伝達の問題を論じている。筆者はこれまでJ.ニードハムと魯桂珍が解読できなかった銅版画(図法師)に見られる灸点の名前を解明し、「灸所鑑」のテキストとこの版画の名前は一致していないことを明らかにした。中国、日本の古典で調べたところ、版画は禁灸点の図に基づいている可能性が極めて高いことが判明した。

  • ケンペルの旅行と「灸所鑑」関係で重要と思われる出来事の概略、
  • 「灸所鑑」のテキストの概略、
  • 「東洋における西洋、西洋における東洋、異文化間の解釈」、
  • 「灸所鑑」のテキスト「灸所鑑」注釈付き、
  • 1712年の初版、1777年のドイツ語版に見られる銅版画の変化、名前の解明と分析。

 

 

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