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中世のヨーロッパ


停滞の時代
 中世では寄生虫や、それが原因となる病気に関して新たな観察はほとんど見られない。疥癬に言及する者は多いが、疥癬ダニについては触れられていない。アヴィケナのサナダムシ論が踏襲されている。「パリの家事」(Menagier de Paris、1393年)や「健康の園」(Hortus sanitatis、15世紀末)のような家庭図書にも寄生虫についての説明が見られる。


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